脳になにかしらの外からの力が加わり、その結果いろいろなことに注意をはらったり、意識をしたり記憶、推理や判断を行ったりする高度な脳の動きがうまくいかなくなった状態をいいます。

この頃は、若年者に多い脳外傷後(交通事故等)の高次脳機能障害
が注目されてきてます。この障害はCTなどの画像検査では分からない事が多いです。

症状は多岐にわたり、記憶力、注意力、知能、情報処理能力などの低下があります。たとえば、スケジュールに沿って行動できない、手順通り作業ができない、物事がみおとしやすいとか、目的とした場所に移動できない、感情や欲求のコントロールができにくいなどです。
手足の麻痺など身体的な機能障害は外見上明らかですが、逆に高次機能障害は、外見上は見えにくく、わかりにくい事が特徴です。
客観的には正常に見えることが多く家庭生活の中で初めて問題が明らかになったという場合もまだまだ多いといえます。ですから他人とのトラブルが絶えない事が多いといえます。
この障害は社会に実態が知られてこなかったため当然支援対策も遅れています。各種の福祉サービスを受ける根拠となる障害者手帳は「身体障害」「精神障害」知的障害」の三種類あるが、高次脳機能障害などはどの分野にも入らず障害者手帳を持てない人が多いのが現実です。

社会に記憶や情動など目に見えない後遺症「高次脳機能障害」が十分認知されて、社会生活などが送れるようになるまでの専門家が増え福祉制度での位置づけがはっきりとなって欲しいと思います。